Vol.0042 小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考(著者:菅原 健一)

ビジネス・経済>>ビジネス・経営>>ビジネス実用・自己啓発

発売年月日 2022/12/09

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本書の目次

はじめに
時給30万円の「壁打ち」の仕事は、なぜ実現できたのか/うまくいく人といかない人は何が違うか?/頭がいい人、できる人は解像度高く物事を見ている/トラブル続きのエンジニア時代――分解思考をするようになったきっかけ/思考の違いが人生の質を変える

第1章 小さく分けて考える「分解思考」
本当に大事なことを見つけるための「分解思考」
「分ける」と何がいいのか?/分解とロジカルシンキング/なぜ、分解思考がいいのか?/グーグルのOKR
「今期の売上を2倍にしろ」と言われたら
何を2倍にするとラク?
上手に分解するための6つのポイント
①かけ算で分解する/②一つ上に戻って、全体像を考える/③細かく分けすぎない/④アイデアを出したい時、抜け漏れをなくしたい時は「反対」をとる/浅い思考、深い思考/⑤あえて大きく捉える/⑥自分の気持ちは分けておく/気持ちを分けると思いこみに気づく

第2章 「分解思考フローチャート」で仕事の目標を達成する
仕事の問題解決のための「分解思考フローチャート」
仕事編:「売上2倍」という目標をどう達成するか
①課題や目標がある/②分解して、その問題や目標を具体的にする/自分への負荷は悲観的に考えたほうがいい――進んで地獄に向かわないために/労力や時間は無限にあるわけではない/③「②」の問題や目標は、解決する意味があるのか?/④問題の解決や目標達成に必要な資源や条件を10個挙げてみる/⑤いつまでに何を揃えれば成功の状態になるのかを期間で分解する/チームリーダーこそ「分解思考」が必要
上から言われた目標にいまいち納得できない場合
「感覚的な基準」は「数」に変える/やりやすいのはどちらか
問題がない、もしくは問題が見つけられない時の考え方
低い視点の目標で動くとキャリアまで間違う
/一つずつ視点を上げていけばいい/個人レベルで理想を追求しよう
Column:常にキャリアの選択肢を持っておこう

第3章 「分解思考フローチャート」で自分の理想を実現する
理想の自分を叶えるための「分解思考チャート」
①やりたいことや理想の状態があるか/②理想の人を挙げてみる/③「その人がなぜ理想の人なのか」を分解する/④そのために必要なスキルと条件を10個挙げる/⑤いつまでに何を揃えれば理想の状態になるかを時間で分解する/分解していけば目標は明確になる
個人の夢を叶える(すでにやりたいことがある)
②それをなぜやりたいのかを分解する/④そのために必要な条件やスキルを10個挙げてみる/「行動」が見えてくるまで分解する/⑤最後に時間で分解する
お金に困らず自由に仕事したい
「お金に困らず、もっと自由に仕事がしたい」の意味を分解する/年収1000万円・月100時間労働の仕事とは?/僕が今の仕事に就くまで/叶えたいことベースで分解する/やりたいことが見つかったら、あとは要素に分解するだけ
「実現不可能なんじゃないの?」と思う前に
「分解思考フローチャート」で目的を叶えるコツ

目的や目標は途中で変えてもいい/長期的なスパンで考えよう/情報を知る/「仕方がない」を転換させる

第4章 仕事で使える様々な分解――目標達成・営業・マーケティング・スケジューリング・会議・提案・アイデア・チームマネジメント
売上を分解 >>「今期の売上が目標を下回っているので、あと1カ月でなんとかしてくれる?」
未来の目標の立て方とは?
問題・目的を分解 >>「他部署と連携して目標を達成したい」
自分ができることだけで解決を目指してはいけない/部署の垣根を越えて問題を解決する
購入数を分解 >>「単価は上げられないので、なんとか購入数を増やしたい」
①1回の購入数を増やす/②購入回数を増やす
期間を分解 >>「目標を達成するためのスケジュールを考えよう」
悲観と楽観に分解 >>「目標を立てるのが苦手。計画通りにうまくいったことがない」
やらなければいけないタスクを分類 >>「たくさんやることがあって、優先順位がつけられない……」
売り方を分解 >>「販売先を増やして売上を増やせないだろうか?」

売る方法を分ける
商品やPRの方向性を分解 >>「『誰に向けて売りたいのか』と聞かれて、「30代ビジネスパーソン」と言ったら、『ふわっとしていてよくわからない』と言われた」
なぜ方向性を分けなければいけないのか/運用するメディアでお客さんを分ける
うまくいっている理由を分解 >>「10億円売るための確実なアイデアが知りたい!」
10億円を売り上げている企業のやっていることをとにかく挙げてみる/期間で分解して実行に移す/複数の企業を分解して共通点を見つける/分解するための情報はネットで手に入る/業界1位の企業からは市場全体の傾向も得られる
お客さんの動機を分解 >>「お客さんは自社に何を求めているんだろう?」
お客さんが本当に求めていること
お客さんを分解 >>「サイトのリニューアルを考えたいのだけど、どのお客さんを大事にしたらいいんだろう?」
お客さんを分けて売上100億円を達成する/なぜ10億円の提案をしたのか
原因を分解 >>「何でうちのチームはうまくいかないの?」
自分と相手、事実と推測を分ける >>「相手とコミュニケーションがうまくとれない……」

事実と推測を分ける
サービスとビジネスモデルを分ける >>「この方法をとると、他のところに影響が出ないんだろうか?」

第5章 解像度を上げて、物事を考えるためのヒント――「考える」作業は一人で行わなくていい
SNSでたくさんの人と意見交換をする
分解すれば相談しやすくなる
SNSでは丁寧な質問よりもカジュアルな質問がいい
SNSで聞きやすい環境を作っておく/「どうしてそう考えたのか」を聞いてみる/ノウハウが存在する単位まで分解して質問する
チームの皆で答えを見つける
書き出しながら考える/書き出せば話の脱線を防げる
「たとえば?」の質問で答えに向かってフォーカスしていく
「たとえば?」と聞けば角が立たない/「たとえば?」で断られない営業ができる

おわりに

本書のポイント

つけ麺たろう
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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「曖昧だと感じたら、すぐに分ける!」ということ

何事においても、曖昧だと感じたら、すぐに分けることがポイントです。

人にうまく伝えられない、課題はあるけど何をしたら良いかわからない…。
そんな時は、大きな塊になっている可能性があります。とにかく、小さく分けてみましょう。
解決策は、大きな塊を分けるだけ!一つの塊を小さく分けるだけ!大きな問題を小さく分けて考えることで、問題の中から本当に解くべき課題を見つけ、最短で結果を出すことができるノウハウです。

悩んでいるのは、目の前の問題が大きすぎるか、複雑だから、というのが著者の考えです。
そのような大きな問題や複雑な問題を小さくすることは、解像度を上げると言い換えることもできます。
どれだけ問題をクリアに見えているか。クリアに見えているかどうかは、行動に移せるかどうかを指標にしても良いかもしれません。(やるべきことが分かっている=クリアに見えている)

個人で動くときも有効ですが、チームで動く時はさらに有効です。
小さく分けることにより、プロセスも明確にすることができます。そうすると、大きな問題を小さな問題にし、それを共通の地図として共有することができれば、コミュニケーションミスも防げます。

また、労力や時間は無限にあるわけではないので、なにをすべきか。そもそもやるべきか。などを分けて考えてみることにより、最短距離を進むことができます。とにかく手あたり次第やってみる!というやり方でも、ゴールにはたどり着ける可能性がありますが、燃え尽きてしまう恐れもあります。キャリアを考える上でも、とにかく今目の前のことを集中すれば、誰かが見てくれる…と考えるのではなく、他に選択肢がないか?という広い視野を持つためにも、分けて考えてみるということが大事です。

また、自分ができることだけて解決を目指すのもよくありません。手分けして、人と強力して問題を解決するためにも、分けて考える。これが重要です。因数分解と考えても良いかもしれませんね。(売上=単価×受注数みたいな分け方です)

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