Vol.0041 機械業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 図解即戦力(著者:小林 哲也)

ビジネス・経済>>ビジネス・経営>>企業動向

発売年月日 2022/05/30

つけ麺たろう
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本書の目次

はじめに

Chapter 01 機械業界の市場動向

  • 01 機械業界の市場動向――経済情勢や社会環境の動向に影響される業界
  • 02 機械業界の市場特性――経済の動向や方向性を示す「ものさし」
  • 03 機械業界を取り巻く環境――世界経済や競争環境の変化に対応してきた機械業界
  • 04 「ものづくり大国日本」と機械業界の関係①――機械業界を支える「ものづくり」と競争優位
  • 05 「ものづくり大国日本」と機械業界の関係②――機械業界において「ものづくり」は重要な概念
  • 06 取引構造の特徴――競争優位の源泉としての「企業間取引関係」
  • 07 取引先企業の変化――企業間取引関係の変化と危機への対応
  • 08 グローバル化の進展と機械業界への影響――経済のグローバル化の進展による機械業界への影響
  • 09 新興国市場の拡大と新興国企業の成長――経済成長と市場の拡大により成長した新興国企業
  • 10 機械業界におけるビジネスモデルの変化――競争優位の構造を変えたビジネスモデルの変化
  • COLUMN 01 経済・社会環境の変化と機械業界

Chapter 02 機械業界の全体像

  • 01 機械業界とは何か――「機械をつくるための機械」がもつ役割とその特徴
  • 02 なぜ製造業が注目されるのか?――一国の労働生産性を向上させ、失業率を改善させる製造業
  • 03 製造業が日本経済に与える影響――製造業による輸出と日本経済への貢献
  • 04 機械業界と経済指標との関係――経済の先行きを示す指標としての機械業界
  • 05 機械業界の歴史(戦前・戦中期)――欧米からの技術導入と本格的機械業界の誕生と戦争遂行のための国産化
  • 06 機械業界の歴史(戦後期)――戦後復興と高度経済成長期
  • 07 機械業界の歴史(安定成長期)――高度経済成長の終焉と機械業界のその後の対応
  • 08 機械業界の歴史(景気後退期)――長期にわたる日本の景気低迷と機械業界の苦難
  • 09 機械業界グローバル体制の確立とその影響――海外市場での好評を背景に、グローバル競争優位を確立
  • 10 機械業界の業界図――企業・法人間の取引を中心とする機械業界
  • COLUMN 02 機械業界とも関わりの深い経団連

Chapter 03 機械業界の各分野の基礎知識

  • 01 工作機械①「マザーマシン」としての工作機械――「機械をつくるための機械」としての工作機械
  • 02 工作機械②完成品製造と工作機械の関係――納入先との密接な関係
  • 03 工作機械③NC装置の導入と普及――日本の工作機械業界躍進のカギとなったNC装置
  • 04 産業用ロボット①産業用ロボットの特徴――工業化の進展と産業用ロボットの導入
  • 05 産業用ロボット②導入の背景――省力化・自動化と柔軟な生産が可能に
  • 06 産業用ロボット③経済発展と産業用ロボットの関係――新興国でも進む産業用ロボットの採用
  • 07 建設機械①経済指標との関係――国のインフラ整備に連動した産業
  • 08 建設機械②国の経済成長との関係――経済発展が進んだ国のインフラ整備
  • 09 建設機械③発展途上国の経済成長との関係――建設機械分野の焦点は、発展途上国にシフト
  • 10 農業機械①概要と特徴――日本の農業事情にあった製品の投入
  • 11 農業機械②トラクターの動向と産業構造――産業構造の変化と農業機械との関係
  • 12 農業機械③農業関連団体との関係――日本の農業の特性にあった製品の投入と農業協同組合(JA)との関係
  • 13 金型産業①金型とは何か――大量生産を行う際に重要な役割を果たす金型
  • 14 金型産業②金型産業の特徴――日本産業の発展と金型産業の特徴
  • 15 金型産業③金型企業と産業の関係――製造業の動向とグローバル市場の動向に大きく左右された金型産業
  • 16 精密機械①概要と特徴――時計から医療用機器まで幅広い分野をカバー
  • 17 精密機械②精密機械分野における産業集積――産業集積と精密機械
  • 18 精密機械③今後の展望――グローバル生産の進展と輸入の拡大
  • 19 その他の産業(重電、縫製、印刷産業など)――厳しい国内市場の動向と社会環境への対応
  • COLUMN 03 外国からの技術導入と政府による政策

Chapter 04 機械業界のグローバル化と海外における動向

  • 01 経済成長との関係①工作機械――海外市場の成長と現地生産の加速
  • 02 経済成長との関係②産業用ロボット――輸出に支えられる国内生産
  • 03 高い技術力を背景にしたグローバル展開――海外市場の動向と日本からの輸出
  • 04 グローバル化の進展による影響①工作機械――海外現地生産へのシフトと新興国企業の発展
  • 05 グローバル化の進展による影響②産業用ロボット――新興国の工業化と高度化による産業用ロボット市場の拡大に期待
  • 06 グローバル化の進展による影響③建設機械――発展途上国を中心としたグローバル競争
  • 07 グローバル化の進展による影響④精密機械――海外生産拠点の能力拡大と国内生産の縮小
  • 08 海外における動向①農業機械――農業以外の用途でのトラクターの海外展開
  • 09 海外における動向②金型産業――グローバル競争下の金型産業
  • 10 海外における動向③精密機械――重要性が高まるアジア市場
  • 11 多軸化・多機能化によって高付加価値化した工作機械――1台でさまざまな加工が可能な高性能工作機械による優位
  • 12 発展途上国の工業化に関わる産業用ロボット――発展途上国の工業化の進展と高度化による産業用ロボットの普及
  • 13 海外で日本の建設機械が好まれる背景――中古市場の活性化と外国ユーザーの増加
  • 14 少子高齢化の進展と農業機械――農業従事者の減少と高齢化の進展がもたらす農業機械への影響
  • COLUMN 04 世界の工作機械業界

Chapter 05 機械業界の主要企業とその動向

  • 01 工作機械・ロボット産業①ヤマザキマザック――業界最大手ながら未上場のヤマザキマザック
  • 02 工作機械・ロボット産業②DMG森精機――日独米で受注の50%を占め、グローバルに展開するDMG森精機
  • 03 工作機械・ロボット産業③ジェイテクト――自動車関製品を中心に展開するジェイアクト
  • 04 工作機械・ロボット産業④ファナック――NC装置をベースに世界展開するファナック
  • 05 建設機械①コマツ――世界有数の建設機械メーカーとして市場をけん引するコマツ
  • 06 建設機械②日立建機――国内第2位の建設機械メーカー日立建機
  • 07 建設機械③コベルコ建機――コベルコクレーンと再統合したコベルコ建機
  • 08 建設機械④住友建機――油圧ショベルを中心に情報通信との融合を積極的に進める住友建機
  • 09 農業機械①クボタ――国内農業機械市場のシェアトップ企業クボタ
  • 10 農業機械②井関農機――高い市場シェアを誇る農業機械総合専業メーカー井関農機
  • 11 農業機械③ヤンマー――ディーゼルエンジンを中心に競争力を強化するヤンマーホールディングス
  • 12 金型産業①金型工業会――金型業界の発展に向けた取り組みを推進する金型工業会
  • 13 金型産業②オギハラ――小規模企業の多い金型業界において、数少ない大手メーカーのオギハラ
  • 14 精密機械①オリンパス――医療機器分野での企業の成長をけん引するオリンパス
  • 15 精密機械②ニコン――光学機器で高いグローバル競争力を獲得したニコン
  • 16 精密機械③セイコー――セイコーホールディングスとして、時計と電子デバイスを提供
  • COLUMN 05 世界経済を支える「外国人労働者」

Chapter 06 機械業界の仕事

  • 01 機械業界の雇用状況――景気動向に影響される機会業界の運用
  • 02 機械業界のさまざまな業務――バリューチェーンのすべてをカバーしフィードバックが重要
  • 03 機械業界が求める人材①機械業界に向く人、向かない人――求められる幅広い知識とコミュニケーション能力
  • 04 機械業界が求める人材②海外人材の獲得と育成――少子高齢化時代の人材獲得と育成
  • 05 機械業界で必要となる知識・スキルと資格――業界や企業特有の仕事とそれに連動したキャリアパス
  • 06 機械業界の仕事の特徴①ユーザーとの一体性――競争優位の源泉のひとつでもあるユーザーとの密接な関係
  • 07 機械業界の仕事の特徴②チームによる共同作業――日本の製造現場の特徴であるチーム制度
  • 08 機械業界の仕事の特徴③従業員が働きやすく、理解しやすい環境づくり――少子高齢化時代の機械業界の労働現場のあり方
  • 09 機械業界の仕事の特徴④「日本的なシステム」の海外展開――グローバル時代の機械業界と海外でのやり方
  • 10 機械業界における人材教育①On the Job Training(OJT)――現場での作業を通じた教育訓練と人材育成
  • 11 機械業界における人材教育②さまざまな技術や業務の修得――「ものづくり人材」の獲得と育成
  • 12 機械業界における人材教育③グローバル生産と教育訓練システム――グローバル生産体制下の人材教育訓練システム
  • COLUMN 06 機械業界の仕事環境

Chapter 07 機械業界の課題と今後の方向性

  • 01 機械業界をめぐる環境変化とその対応①環境問題――地球環境問題への対応と機械業界の変化
  • 02 機械業界をめぐる環境変化とその対応②少子高齢化――幅広い人材の確保と作業しやすい環境の確保
  • 03 機械業界をめぐる環境変化とその対応③経済のグローバル化――機械業界のグローバル展開と日本経済
  • 04 機械業界をめぐる環境変化とその対応④新興国の台頭――新興国の経済成長による競争優位の変化
  • 05 取引企業のグローバル化が機械業界に与える影響――グローバル生産体制の確立と貿易構造の変化
  • 06 IoT技術が機械業界に与える影響――情報通信を活用した新しい技術の採用
  • 07 海外巨大IT企業と機械業界――巨大IT企業の機械業界への参入とビジネスモデルの変化の可能性
  • 08 「ものづくり大国」の現状と世界との関係――高い品質や性能を支える「ものづくり力」と世界の状況
  • 09 機械業界をめぐる今後の方向性と課題――環境問題や新しい技術への対応が求められる機械業界
  • 参考文献
  • 索引

本書のポイント

つけ麺たろう
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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「機械業界は、景気のものさしとして使われる」ということ

機械業界は、景気の良し悪しに影響しやすいことから、ものさしとして使われることが多いと言います。

機械業界は、デジタル化やIoTの波が来ていることや、脱炭素やGXなどの環境問題の文脈にかなり密接に絡んでいるので、今後大きく変容していく分野だと言えます。

また、電気自動車の例が挙げられていましたが、電気自動車を作るにあたり、いままでのガソリン車特有の部分と電気自動車と共通となる車体や座椅子などがあり、職を失うリスクのある分野と従来通りの需要が見込まれる部分と別れます。ここでは、会社としてどのような戦略を取っていくべきなのか、という岐路に立たされていると言えるでしょう。

本作品は、業界を俯瞰した話から、有名プレイヤー(大手機械メーカー)の動向、業界内で働く人や仕事内容、今後の展望について幅広く触れているため、この一冊で業界のことがイメージできると思います。

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