Vol.0039 インサイドセールスの実務 売上を3倍に増やす驚異の営業支援システム(著者:沼澤 拓也)

セールス・営業管理

ビジネス・経済>>ビジネス・経営>>セールス・営業管理

発売年月日:2013/04/06

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本書の目次

はじめに

第1章 企業における営業の現状と課題

  • ビジネスは顧客をつくることから
    • いつの時代も「営業のミッション」は変わらない
    • 顧客をどうやってつくっていくか?
    • 「顧客をつくる」ことがビジネスの永遠の課題
  • 顧客アプローチに間違いはないのか?
    • 顧客が企業にするアプローチ
    • 企業が顧客にするアプローチ
  • 飛び込み訪問&テレアポへの疑問
    • 飛び込み営業の効果は?
    • 今や効率の悪い営業方法に
    • アポイントには明確な基準が必要
  • 属人的な営業手法による企業リスク
    • 多くの企業が営業戦略を持っていない
    • 優秀な社員への片寄りは危険
  • 既存顧客の離脱率改善で利益を上げる
    • アプローチさえ難しい新規顧客
  • 競合の範囲拡大と差異化・差別化が難しい時代
    • オンリーワンの商品・サービスはなくなってきている
    • 突然ライバルになる異業種企業
  • 氾濫する情報からいかに自社を認知させるか
    • 顧客をしぼり、商品を差別化する
  • ライフ・タイム・バリュー/顧客内シェアへのシフト
    • 目標は自社シェアを高めること
    • クロス・セリングで売上拡大
    • アップセルの試み
  • 営業力の問題
    • 個人の営業力と組織の営業力
    • 機能的に営業できる組織
  • 上澄み顧客だけで満足していないか
    • 意外に多い、活かせないリストやアンケート
    • 埋もれている顧客
  • コラム1 オペレーターは未経験者がいい!?

第2章 インサイドセールスの特徴と仕組み

  • これまでの営業と「何が」違うのか
    • インサイドセールス3つの特徴
    • CRMにカテゴライズされる営業手法
  • セールスとマーケティングの関係
    • インサイドセールスの位置づけ
    • 「マーケティング」と「セールス」
  • インサイドセールスのメソッド1「情報管理」
    • 顧客情報が命
      • ①顧客プロフィール情報
      • ②顧客プロファイル情報
      • ③履歴情報(コンタクト情報)
      • ④顧客情報の収集・維持・管理
      • ⑤成果の陰に顧客データベースあり
    • システムに求める機能
    • テキスト検索は外せない機能
  • インサイドセールスのメソッド2「カスタマーリレーションシップ」
    • 狙うべきゴールは2年後、3年後の売上
    • インサイドセールスが売上の「担い手」になる
    • 顧客を理解するツール
    • 売り込みをしない営業スタンス
    • 「決めるのは顧客=買う側」であることを忘れない
    • 顧客にメリットを提供
    • インサイドセールスで「有効な情報」に格上げ
    • アンケートには隠れたメッセージがある
    • 「顧客と長くよい関係」の醍醐味
    • 知識よりも想像力
  • インサイドセールスのメソッド3「データベースマーケティング」
    • データベースをフルに活用する
    • 顧客を「見える化」する
    • 営業プロセスを「見える化」する
    • ターゲッティングデータベースとしての価値
    • 顧客セグメントの考え方
    • タイミングマネジメント
  • インサイドセールスのメソッド4「営業連携」
    • 営業プロセスの「分業化」という考え方
    • 営業シナリオと営業ストーリーの共有
    • 履歴を残す
    • 上りのエスカレーション
    • 下りのエスカレーション
    • 営業とは一方通行ではなく、双方向の関係を
  • 「継続」なくして成立しないモデル
    • 繰り返すことで作れる関係性
    • 未来につながる関係を築く
  • コラム2 インサイドセールス業務の谷間とゴールデンゾーン

第3章 インサイドセールスの導入と運用

  • いったいどれほどの効果があるものなのか
    • 実績が語るインサイドセールスの有効性
  • 成果が出るまでは通常1年から1年半
    • 短期間で成果を望まない
    • 焦らずに成果を待つ
  • インサイドセールスによる顧客醸成スキーム
    • 顧客セグメントに応じた段階的アプローチ
    • 1次フォローの目的=コンタクトラインの確立
    • 2次フォローの目的=ニーズ・商材判定
    • 3次フォローの目的=商談化
  • 顧客を「個客」としてとらえる
    • パーソナル・データ・リサーチ
    • 個を基にした情報収集と関係構築
  • インサイドセールスは組織力
    • 担当を持たないインサイドセールス
    • インサイドセールスの4つの役割
    • 体制と人員構成
    • インハウス型とアウトソーシング型活用
  • 人材要件
    • 営業統括
    • 企画・評価
    • スーパーバイザー
    • オペレーター
  • インサイドセールス実務担当者の採用と人選
    • 社内から起用する場合
    • 人材派遣やパートタイマーを利用する場合
  • スキル面での「逆転現象」のない人員構成に
    • 現場の経験が大事
    • 実務面でのリードが信頼感を呼ぶ
  • インサイドセールスの運営
    • インサイドセールスの業務
    • コール業務をJOBと呼ぶ
    • セールスリードの引き継ぎ
    • JOBの企画設計
    • すべてヒアリングから始まる
    • 営業シナリオの中でのJOBの位置づけ
  • スクリプトの作成ポイント
    • 営業経験からつくられるコールスクリプト
    • 構成をイメージし導入部分を作成する
    • ヒアリング項目を展開する
    • 結びは「基本情報の確認」と「お礼」
    • 目的の達成のために必要なさまざまな視点
  • スケジューリング
    • 顧客が検討するタイミングとプロセスに合わせる
    • 年間イベントや営業活動などの企業内の動きと合わせる
    • コンタクトの取りやすさや時期的影響を考慮する
    • 半期単位のスケジューリング
    • 月単位のスケジューリング
    • JOBは流れ作業ではない
    • オペレーターのやる気を起こすフォロー
    • 日々のスケジューリング
  • 運用フロー
    • 分業のライン
    • 営業の引き継ぎ定義(セールスリード定義)
    • CHKの運用
    • CHKの3つのレベル
    • 「資料希望」と「許諾」の違い
    • CHKフォロー
      • ①下りのエスカレーション系 CHKフォロー
      • ②インサイドセールス主体のCHKフォロー
    • CHKの管理
  • インサイドセールスの研修と教育
    • 導入時の研修・目指す方向性と役割のすり合わせ
    • 実務レベルでの理解を深める
      • ①業界・業務説明
      • ②商品説明
      • ③営業プロセスと検討プロセス
      • ④企業における組織・部門の役割
    • JOB実施時の研修
      • ①JOB内容の説明
      • ②サンプルコールでの「模範演技」
      • ③「スーパーバイザーにとっての研修」の側面も
    • 日々の教育
      • ①ライティング(ログの書き方、残し方)
      • ②FAQ対応
      • ③モニタリング
      • ④メンタルケア
    • 教育・育成の目安
  • インサイドセールス運営上の課題
    • 最終的な成果は営業次第 ――「2つの壁」
    • お互いに歩み寄る
    • 営業引き継ぎに対する誤解
    • 営業シナリオの共有における本当の課題
    • 営業対応結果のフィードバック
    • セールスの両軸として
  • コラム3 CHKは繰り返される

第4章 インサイドセールスの評価

1. 4つの評価軸
 ・評価はとても大切
 ・営業部門としての評価
 ・インサイドセールス部門としての評価
 ・JOBの評価
 ・数量的な評価
  ①継続率は50%に
  ②腐敗率は5%以内が目標
  ③「工数係数」と「1時間あたりの対応数」

2. 質的な評価の基準
 ・もう1つの評価基準
  ①CHK(=セールスリード)の創出率
  ②「各ヒアリング項目の取得率」
 ・オペレーターの評価
  ①品質
  ②生産性
  ③成果

コラム4 仕事を通じて学べるプラスαの付加価値

第5章 チャネルミックスとしてのインサイドセールス

  • 現代的なチャネルの活用
    • メリット、デメリットを理解して使う
  • メールプロモーションとの連動
    • オプトインとオプトアウト
    • メールプロモーションの効果
  • Webプロモーションとの連動
    • プル型とプッシュ型のアプローチ
  • DM・資料などの紙媒体との連動
    • JOBと連動するプロモーションを図る
  • コラム5 コール時間は長いほうが「すごい」?

第6章 さまざまなインサイドセールス事例集

  • 成績不振の営業マンが履歴管理の徹底で売上第2位に
    • 事例1 建築会社
  • 目標の2.5倍を売り上げた!
    • 事例2 印刷会社
  • 訪問できれば5割の受注率!
    • 事例3 不動産業・賃貸管理会社
  • 一過性で終わらない仕組み構築で商談に貢献
    • 事例4 工作機械関連機器・付属品の輸入販売
  • 営業との連携も少しずつ形に~インタビュー①
    • 事例5 大手電機メーカー
  • 分業で生産性向上を実感~インタビュー②
    • 事例6 人材採用コンサルティング業
  • 想定外の引き合いがくるようになった!~インタビュー③
    • 事例7 外資系コンピューターシステム販売業
      • 1回目のインタビュー
      • 2回目のインタビュー(前回のインタビューから1年後)

おわりに

本書のポイント

つけ麺たろう
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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「組織としての売上安定化を実現する仕組み」ということ

インサイドセールスという言葉が聞かれるようになって久しいが、なぜインサイドセールスが必要なのだろうか。

それは一重に、組織としての売上安定化につながるから、と言えるでしょう。

属人的なアカウント営業では、優秀なセールスパーソンに売上げが偏ってしまい、組織としては脆弱になってしまいます。

インサイドセールスは、顧客一人一人に寄り添った営業活動を、組織的に機能的に実現するということ。分業制とも言えるでしょう。そのため、引継ぎや顧客リストの定義が重要になります。

分業するためには、データや履歴を残さなければ、引継ぎができなくなってしまいます。データベースを軸に、安定化を進めることができます。

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