Vol.0035 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネス(著者:唐木 元)

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発売年月日:2013/04/06

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
つけ麺たろう

本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本書の目次

はじめに

第1章 書く前に準備する――書く前の準備で文章が決まる

  • 良い文章とは完読される文章である
  • 完読される文章、完食されるラーメン
  • 文章は目に見えている部分だけではない
  • 必要なものは主眼と骨子
  • 悩まず書くために「プラモデル」を用意する
  • 書きたいことのパーツを揃える
  • 文章の主眼をセットする
  • 文章の骨子を立てる
  • 「構造シート」で整理する
  • トレーニングで上達する
  • 話題は主眼に沿って取捨選択する
  • 基本の構成は「サビ頭」
  • 構造シートをもとに書き始める
  • 書けなくなったら
  • 作文の完成度はロングテール
  • コラム 速い・フラット・ファン目線がナタリーのポリシー

第2章 読み返して直す――「完読」を目指して文章を磨いていく

  • 文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
  • 推敲の第一歩は重複チェック
  • 文節レベルの重複を解消する
  • 文末のバリエーションに気を配る
  • 時制を混在させて推進力を出す
  • 文型や段落単位の重複に注意する
  • 主語と述語を意識しながら構造に還元して読む
  • 単文・重文・複文を理解して係り受けを整理する
  • 読点で区切る
  • ひとつの文で欲張らない
  • 漢字とかなのバランスに注意する
  • 本来の意味から離れた漢字はかなに開く
  • 誤植の頻発ポイントでは事実確認を厳重に
  • 修正したら必ず冒頭から読み返す
  • コラム 肩入れしない、批評しない。感想を書くのはユーザーの仕事

第3章 もっと明快に――読者の負担を取り除いてもっと伝わる文章にする

  • 身も蓋もないくらいがちょうどいい
  • 余計な単語を削ってみる
  • 余計なことを言っていないか
  • 「が」や「で」で文章をだらだらとつなげない
  • 翻訳文体にご用心
  • 濁し言葉を取る勇気を
  • 伝聞表現は腰を弱くする
  • 複雑な係り受けは適度に分割する
  • 係り受けの距離を近づける
  • 修飾語句は大きく長い順に
  • 属性を問う主語は「こと」で受ける
  • 受動と能動をはっきり意識する
  • おまとめ述語にご用心
  • 情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
  • 列挙の「と」「や」は最初に置く
  • 並列の「たり」は省略しない
  • 主語の「は」と「が」の使い分け
  • 時間にまつわる言葉は「点」か「線」かに留意する
  • コラム 選り好みしない、全部やる。専門性は読者が見つけるもの

第4章 もっとスムーズに――読者に伝わる丁寧な文章にしていく

  • スピード感をコントロールする
  • 体言止めは読者に負担を与える
  • 行きすぎた名詞化はぶっきらぼうさを生む
  • 指示語は最小限に
  • 「今作」「当サイト」……指示語もどきにご用心
  • 一般性のない言葉を説明抜きに使わない
  • わからないことはひと言でも書いてはいけない
  • 「企画」「作品」……ボンヤリワードにご用心
  • 「らしさ」「ならでは」には客観的根拠を添えること
  • トートロジーは子供っぽさを呼び込む
  • 文頭一語目に続く読点は頭の悪そうな印象を与える
  • 約物の使いすぎは下品さのもと
  • 丸かっこの補足は慎み深さとともに
  • 可能表現に頼らない
  • 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
  • なんとなくのつなぎ言葉を使わない
  • コラム ファンの気持ちに寄り添ってメディアを運営する

第5章 読んでもらう工夫――文章を伝える工夫は仕事の基本にも通じる

  • 具体的なエピソードを書く
  • 主観の押し付けは読者を白けさせる
  • 人物名で始めると目を引きやすい
  • あえて閉じた言葉で読者との距離を縮める
  • 名詞と呼応する動詞を選ぶとこなれ感が出る
  • 数字を入れると具体性が増す
  • タイトルは切り口の提示から
  • 記事単位の重複に注意する
  • インタビューの基本は「同意」と「深掘り」
  • 感想文やレビューを書くには
  • 長い文章を書くには
  • 企画書を書くには
  • レイアウトの考え方
  • すべてのルールは絶対ではない
  • コラム 誰でも学べる「ナタリー文体」誕生の秘密

おわりに

読者アンケートのお願い

スタッフリスト

奥付

本書のポイント

つけ麺たろう
つけ麺たろう

これが分かればバッチリ…!

ポイントは「その文章は完読されるのか??」ということ

ダメな文章は「食べきれないラーメン」と作中で述べられています。

良い文章とは、完読されるもの。ラーメンに例えたならば、完食されるかどうか。

食べきれずに残してしまう時はどんなとき??ラーメンであればすぐに浮かぶもの…。
これ、文章でも同じです。

適切な長さで、旬の話題で、美味しく(面白い)、テンポが良い、、、。コトバづかいも丁寧で誤りがなく、表現にダブりなく、簡潔で押しつけがましくない…。

こういった「完食(完読)されるか否か」ということが、とても大事です。提供した時に、ワクワクしてほしい。そういった基準が、文章にまつわる判断ポイントになるということです。

そして、悩まず書くための方法としては、プラモデルを用意するということ。

とりあえず丸太を渡されてはいどうぞ!では誰も何も作れない…。ただ、プラモデルという考え方を使うと、みるみるうちに、イメージが湧いてくる。完成系となるテーマが外箱、作る手順が取扱説明書、部分部分がパーツ。これらを用意するだけで、初心者でも誰でも書ける。

どんなことを伝えたいのか?が定まれば、その後は、どこからどういう風に作るかをイメージし、パーツを作り上げていく。そいったイメージを持ち、プラモデルのように作文するとスラスラ書けるとのことです。これは、どんな熟練者もやっていることです。

そして、何かを修正したら、必ず最初から読んでみる。なぜ文章を書くかというと、それは誰かに読んでもらいたいからですよね。自分で読むだけなら乱雑でも目的を達成できれば良い。

そして、読み手がいるということは、書き記すということは、不特定多数の人が手に取る可能性がある。ブログなんてまさにそう。そんなとき、はじめて読む人が完読できるようにするためには、初見の人と同じ気持ちになって、読み進め、改善していくしかない。遠いようで近道である。

さいごに、すべてのルールは絶対ではないと、筆者は言っています。ルールを守ることよりも、完読できるかどうかが優先される。ルールを知らずしては良い文章は書けないけれど、意図的にルールを破ることは大事。

読書を置いてけぼりにしないための守破離の破離は大事ということですね。

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