Vol.0032 数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法(著者:安藤 広大)

仕事術・整理術

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発売年月日 2022/03/02

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本作品は、ビジネスにおける数値にまつわる本です。仕事ができる人=数字を使って思考している人、と言えるでしょう。

しかし、数字=左脳=ロジカルシンキング、というような関連付けができそうですが、数値を考えれば考えるほど、自然と人が見えてきます。かなり人間くさい思考法なんです。

優秀な人は必ず身に着けているスキル。是非、習得してください!

本書の目次

 はじめに――いったん数字で考える思考法

  • 「数字以外のこと」は最後の最後に
  • いかなるときも、いったん「数字」で考える
  • 「安心」のための数値化ではない
  • お互いの「誤解」をなくしてくれるもの
  • 数字は「感情」を切り離してくれる
  • 「言葉は過剰」「数字は不足」の世の中
  • 数字のあとに「自分らしさ」が出てくる
  • 数字はとことん「客観的」にしてくれる

序章 「数値化の鬼」とは何か

  • 数字の「ネガティブ」を取り除こう
    • 数字はつねに「未来」のためにある
    • 評価せらずを得ない「結果」を出そう
    • 数字がないから「不満」が生まれる
  • 日頃から「数字のある会話」をしているだろうか
    • 1日を「数字」で振り返ってみる
    • 言い訳の多い「中堅社員」の共通点
  • 数値化ができる人は「失敗」が当たり前になる
    • 「自分に甘い人」の考え方のクセ
    • 「気合い」でなんとかするな
  • 「仕事ができる人」になる5つのステップとは
    • 「ニセモノの数値化」にダマされるな
  • 序章の実践 「数値化」をクセづける

第1章 数を打つところから始まる――「行動量」の話

  • 「仕事ができる人」の共通認識とは何か
    • ビジネスは「結果」ファーストで
    • やり方は人それぞれで「自由」
  • 数値化とは「PDCA」を回すことである
    • 識学流PDCAの考え方とは
    • 数値化は「なんとなく」を許さない
    • 「D」の回数を「行動量」とする
    • 「数をこなす」こそ基本中の基本
  • 「数をこなす」ためのすぐやる仕組み
    • 目標のための目標、「KPI」という概念
    • 「行動制約」を明らかにする
    • 「意味」は遅れて理解できる
  • 「D」に素早く移れるマネジメント環境を整える
    • 「やってればいいんでしょ」という安心材料は危険
    • 優秀なプレーヤーが犯す「伝え方」のミス
    • 優秀なマネジャーは「1つずつの式」にする
  • 目標は「いつでも思い出せる数字」でないと意味がない
    • 目標とは「地図」である
    • 識学流の目標は「5つ以内」
    • それでも「数値化」が難しいとき
    • 「自分のこと」しかしなくなる?
    • 「チームあっての個人」を徹底する
  • 1章の実践 「PDCA」をやってみる

第2章 あなたの動きを止めるもの――「確率」の話

  • 「伸び悩む人」に共通する考え方
    • 「成長を諦めた人」の既得権益
    • 現状維持では「沈む」時代
  • 「確率のワナ」に注意しよう
    • 「失敗」が怖くなってしまう数値化のクセ
    • 「確率では勝ってる」という自己評価
    • 出世しておかないと「評論家」になってしまう
  • 目標の「%」には気をつける
    • 組織と個人が「ブレーキ」を踏むとき
  • 「働かないおじさん」を生まないための仕組みづくり
    • 「インセンティブ制度」にも弊害がある
    • 「連続性」を評価しよう
    • 評価にゼロはない。「プラスか、マイナスか」だ
    • ゼロ評価がないと人はどう考えるのか
  • 「平均のウソ」にもダマされてはいけない
    • 「平均だから大丈夫」という誘惑
    • 「数字の中身」にうるさい人になろう
    • 「自然の法則」を乗り越える
  • 2章の実践 「数字のウソ」を見抜く

第3章 やるべきこと、やらなくてもいいこと――「変数」の話

  • 「変えられるもの」と「変えられないもの」を見分ける
    • 2つの「頭の悪さ」とは
    • どこに「×」が隠れているのか
    • 「変数」こそが仕事の成果につながる
  • プロセスの「型」を身につける
    • 仕事の「中身」を細かく砕く
    • 「なぜ?」を繰り返して変数を明らかにする
  • いち早く「変数」に気づけるプレーヤーになる
    • 「行動レベル」にまで分ける
    • 「答え」を与えられても意味がない
  • 「変数じゃないもの」に固執しない
    • 「やった気になること」を排除せよ
    • 意味を「後付け」していないだろうか
    • 「変数だったかどうか」を確認する
    • うまくいったら攻める、失敗したら考える
  • 他人の成功論はすべて「変数」ではなく「仮説」
    • すべては「個人的な体験談」
    • 上司からの「プロセス介入」も「仮説」である
    • 仮説という前提で「シェア」しよう
  • 「変数」が「変数」でなくなるとき
    • 「もっといい変数はないか」という視点
  • 3章の実践 「変数」を見つける

第4章 過去の成功を捨て続ける――「真の変数」の話

  • 「変数」は放っておくとどんどん増えていく
    • 「やらないこと」を先に決める
    • 変数を減らす「2つのアプローチ」
    • 「KPIを変える」という手段
  • 変数の中から「1つ」に絞り込む
    • マネジメントの「難易度」を上げるな
    • とりあえず「真の変数」を1つ決める
  • できるマネジャーは「変数」を減らす
    • 「それは変数ではない」というフィードバック
    • 「変えられないこと」を言い訳にさせない
  • 「社内の変数」を減らしているか
    • 社内の「偏り」に気づく
    • 人の「バラツキ」を取り除く
    • 「カリスマ」への依存は危険な状態
    • 「環境のせい」にする経営者は経営者失格だ
    • コントロールできるもの、できないもの
  • とにかく迷ったら「変数」で考える
    • 分けて、分けて、さらに分ける
    • 「重要なこと」から着手する
  • 4章の実践 「変数」を減らす

第5章 遠くの自分から逆算する――「長い期間」の話

  • 「短期的」と「長期的」の2つの視点
    • 「時間を味方につける」という言葉の本質
    • 長期的に見ると数字は「一定ではない」
  • 短期的には損だけど、長期的には得なこと
    • 「5年後はどうか」をセットで考える
    • 長期的に考えるプレーヤーとは
    • 安心感を持つか、危機感を持つか
  • 「短期から長期、長期から短期」へ逆算する
    • 逆算すると「つながり」ができる
  • 長期的に考えざるを得ない「環境づくり」
    • 評価に組み込む「時間軸」
    • 数字が「遅れてついてくる」プレーヤーを信じられるか
    • 「次なるトップ」を生み出すために
  • 5章の実践 「長い期間」で考える

終章 数値化の限界

  • 「数字がすべてではない」のステージに行くために
    • 「成長している実感」こそ最大の目的
    • 「ハングリー精神」を作り出すには
    • 限られた時間内に「本業」で力を出せ
    • 「やりがい」「達成感」は最後の楽しみに

おわりに

本書のポイント

つけ麺たろう
つけ麺たろう

これが分かればバッチリ…!

ポイントは「数値で可視化することが重要」ということ

いわば、成果を上げる組織というものは、数字で考えることが浸透しているように思います。企業は売上という数字で成り立っているからです。
逆算していくと、行動という数字で結果=売上が成り立っていることが分かります。そこで、どのような貢献をしたのか?どんな行動をとったのか、などを数字で分析していくことで、客観的な評価にもつながります。曖昧な評価だけでは不満が溜まりますよね。数字で考えることは土台の話なんです。

ただ、数字はとても大事ですが、数字で考えるだけでは意味がありません。なぜならば「数字で考えること」は手段だからです。

数字で考えることは、曖昧さをなくし、客観的に誰もが同じ理解ができる状態をつくることができる。現状を明確に認識することができる。ただ、それは何のためにするのか?と考えた時に、行動に活かすためだと分かります。

数字で考えられなくなった組織は、曖昧な評価が蔓延し、どうがんばればよいか分からない。といった、悪循環が生まれることは予想しやすいことでしょう。

・・・

本作品は、成長したいビジネスパーソンにオススメです!

何をどう頑張ったら良いか、数字が教えてくれます。

本作品では、数字の思考法を身に着けた先の世界についても、言及しています。

具体的な数字の思考法を身に着ける方法も載っているので、ぜひ読んでみてください。

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