Vol.0059 チームが自然に生まれ変わる 「らしさ」を極めるリーダーシップ(著者:李 英俊、堀田 創)

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発売年月日 2021/11/18

つけ麺たろう
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つけ麺たろう
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本書の目次

はじめに あなたの職場はなぜ「たるんでいる」のか? ―― 堀田創

  • トップ起業家らも通う「リーダーの学校」
  • 「行動」ではなく「認知」を変える
  • 「親分肌」も「いい人キャラ」もいらない
  • チームが自然に生まれ変わった!
  • 本当のリーダーがやるべきたった1つの仕事

第1章 内側から人を動かす

リーダーを悩ませる「チーム内の熱量差」という問題

  •  「何もわかってない!」 ── リーダーが抱える想い
  •  「モチベーション幻想」に縛られていないか?
  •  真面目なリーダーほど「やる気の低下」を気にする

優秀だったリーダーが「無能」になっていくメカニズム

  •  もはや「上司のプレッシャー」は効かない
  •  「人の心を動かすもの」が変わった!

「内面から人を動かす」とはどういうことか

  •  部下のやる気は「火炙り」では高まらない
  •  「絶対にこれを実現したい!」 ── 「内側」から人を動かす原理①
  •  「やれる気しかしない!」 ── 「内側」から人を動かす原理②

最高のチームは「圧倒的エフィカシー」から生まれる

  •  「できる手応え」と「できる能力」は別問題
  •  「根拠なき自信」の持ち方は、認知科学が教えてくれる

第2章 エフィカシーの認知科学

認知科学的に考える ── リーダーのための「心のしくみ」入門

  •  人間の心が「コンピュータ」だとしたら? ── 計算論的アプローチ
  •  「心」を無視していないか? ── 行動主義へのアンチテーゼ
  •  部下の行動にはどんな「ものの見方」が隠れているか

「内部モデル」を変えないと、人の行動は変わらない

  •  まず世界観を変えよう ── 認知科学がリーダー論に与える最大の示唆
  •  「やる気が出ない部下」の脳内で起きていること
  •  無意識のシステムだから「直接」には変えられない
  •  「もっと自覚を持て!」ほどクソな助言はない

人と組織を進化させる「ゴール設定」2つの条件

  •  脳は「投影」に臨場感を抱く ── 「プロジェクション」の考え方
  •  「もう『ピンチがチャンス』にしか見えない……!」
  •  それは「心から自分自身がやりたいこと」か? ── ゴール設定の条件①
  •  「現状の内側」にとどまってはいないか? ── ゴール設定の条件②

「これまでどおりよろしく」がチームを腐らせる

  •  「できる気しかしない」=「ゴール世界への臨場感」
  •  ジョブズの「現実歪曲フィールド」の秘密
  •  まずリーダーからはじめよ ── チームが自然に生まれ変わる2段階

第3章 リーダーはHave toを捨てよ

「やりたいこと」よりも「やりたくないこと」に目を向ける

  •  リーダーは「Have toまみれ」で当然
  •  「見えにくい・捨てにくい」がHave toの本質
  •  「やっていること」をリスト化し、まず脳内でやめてみる
  •  「Want toの仮面」をつくり出すコンプレックス感情
  •  「憧れ」や「貢献欲」の内側にもHave toは入り込む

「本気でやりたいこと」が見えないリーダーはどうするべきか

  •  “らしさ”は「得意なこと」のなかに眠っている
  •  子ども時代に夢中になったことは何か?
  •  「昔から繰り返していること」はその人だけの才能

人・チームの生まれ変わりを邪魔する「心理的ホメオスタシス」

  •  「やるぞ!」と思えた昨晩はなんだったのか…
  •  太っているのは、“太っている自分”が快適だから
  •  自分のホメオスタシスには気づけない

脳のからくりをハックするリーダーの「決断」

  •  チームの「平熱」を変えろ
  •  ホメオスタシスを味方につけ、チームの駆動力にする
  •  決断とは「認知上の片づけ」。勇気や気合いはいらない
  •  なぜ決断が「見える世界」を変えるのか

「決めても続かないリーダー」に欠けているもの

  •  「捨てる決断」をした人には「捨て方」が見えてくる
  •  未来を「先取り」する認知環境のデザイン
  •  「雑用こそリーダーの役目だ」という考え方のワナ
  •  認知を「リバウンド」させない工夫 ── アファメーション

第4章 パーパスを「自分ごと化」する

なぜ現場のマネジャーにこそ「組織のパーパス」が有用なのか

  •  会社は本来、「現状の外側のゴール」を持っている
  •  優秀なリーダーは「経営理念」を役立てる
  •  「できる」にしがみつかず、「やりたい」の極地を目指す
  •  「業界トップになる」がパーパスと呼べないワケ

「小さな理想」と「大きな欲望」を重ね合わせる

  •  働く意味がわからなくなったリーダーの話 ── 「自分ごと化」の全プロセス
  •  会社に「理念らしきもの」がないとき ── 危険な「自分ごと化」パターン
  •  五感を駆使して「最高の世界」を思い描く
  •  まず「自分自身のリーダー」になろう

第5章 メンバー全員Want to

「メンバーがやりたいこと」との正しい向き合い方

  •  みんな「自分なりに」がんばっている
  •  集団的エフィカシー実現の3ステップ
  •  なぜ「部署飲み」は、リーダーシップにとって無意味なのか?
  •  自分ごと化の「波及プロセス」をデザインする

メンバーの「本音」を引き出す1on1の技術

  •  部下の「現状維持マインド」を刺激していないか?
  •  本人に見えていない才能を見抜く ── 1on1の具体例
  •  なぜ「謙虚すぎる部下」は危ういのか ── 才能を見えなくするもの
  •  人のWant toは1つとはかぎらない
  •  「誘導」「説得」「しゃべりすぎ」は絶対NG!
  •  リーダーも「自己開示」しよう

組織のパーパスが「自分ごと化」される瞬間

  •  会社への「絶対的な帰依」はまったく無用
  •  一致点が見えないのは、抽象度が足りていないから
  •  部下の夢を肯定できないリーダーは最悪である
  •  全員のWant toをチーム内で見せ合おう
  •  強いチームほど「らしさの解像度」が高い

「過去のダメ出し」をやめて、「未来の先取り」の場をつくる

  •  「やらなくていい仕事」「守らなくていいルール」を捨てる
  •  リーダーは「面談の3タイプ」を使い分けよう
  •  「過去を語る面談」と「未来を語る面談」を混ぜない
  •  部下に「なぜ?」と問うのをやめる
  •  「PDCA」は人からエフィカシーを奪う
  •  OODA型の「最も現代的なリーダーシップ」

第6章 組織のパーパスをつくり、浸透させる

トップリーダーになる人の「理念」をつくる思考法

  •  「パーパスがいい加減な会社」からは、人が離れていく
  •  その未来像は「現状の内側」に閉じこもっていないか?
  •  大事なのは「言葉」ではなく「物語」

組織に「思想」を根づかせるKPI設定のやり方

  •  「105%成長」の目標設定が「低体温の組織」を生む
  •  人の評価基準に「ウソ」がないか
  •  かつての「現状の外側」に安住していないか?

総論 チームが自然に生まれ変わるには?

  • リーダーシップの5原則
  • まず「3割」を変えよう。そこから進化がはじまる
  • 「居心地のいい職場」は褒め言葉ではない

おわりに 組織の進化を創る ── 李英俊

本書のポイント

つけ麺たろう
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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「未来の目的を解像度高く言えれば、チームは自走する」ということ

チームを変えるためには、メンバーの内部モデルを変えること。やる気を出させたり、モチベーションを上げようと躍起になってはいけない。

とにかく、未来の目的を描き、できそうな気しかしない=臨場感がめちゃくちゃ高い未来があれば、駆動する。そのゴールに向かって走れる。

ただし、その未来に大義がないといけない。スティーブ・ジョブズの現実歪曲フィールドやイーロン・マスクの火星の話などは、人の心を動かす。なにより、本人もやりたいだろうから。

最終的には、自分事になるかどうかがポイント。組織に染まれというわけではない。運命共同体である以上、メンバーもリーダーもうまく使おうよって。

組織に潰されることほど不毛な話はない。どうせやるから、熱量が高く熱く燃えることを。

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