Vol.0065 プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで(著者:及川 卓也、曽根原 春樹、小城 久美子)

ビジネス・経済>>ビジネス・経営>>経営学・経営理論

発売年月日 2021/03/03

つけ麺たろう
つけ麺たろう

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つけ麺たろう
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本書の目次

PartⅠ プロダクトの成功

Chapter 1 プロダクトの成功とは
  • 1.1 プロダクトの成功を定義する3要素
    • 1.1.1 ビジョン
    • 1.1.2 ユーザー価値
    • 1.1.3 事業収益
  • 1.2 プロダクトの成功はバランス
  • 1.3 プロダクトステージごとの成功
    • 1.3.1 プロダクトマーケットフィット
    • 1.3.2 プロダクトのステージとその成功
Chatper2 プロダクトマネージャーの役割
  • 2.1 プロダクトマネージャーの2種類の仕事
    • 2.1.1 プロダクトマネージャーに必要な3つの領域
  • 2.2 プロダクトとは
    • 2.2.1 プロダクトとプロダクト群
    • 2.2.2 事業とプロダクトの関係
    • 2.2.3 プロダクトとプロジェクトの違い
  • 2.3 プロダクトをつくるチーム
    • 2.3.1 プロダクト志向のチームとは
    • 2.3.2 機能型組織とプロダクトチーム
    • 2.3.3 代表的なプロダクトチームのメンバー
Chapter3 プロダクトマネージャーの仕事とスキルの全体像
  • 3.1 プロダクトを網羅的に検討するための4階層
    • 3.1.1 プロダクトのCore、Why、What、How
    • 3.1.2 各階層に整合性をもたせるFit&Refine
  • 3.2 プロダクトマネージャーに必要なスキル
    • 3.2.1 発想力
    • 3.2.2 計画力
    • 3.2.3 実行力
    • 3.2.4 仮説検証力
    • 3.2.5 リスク管理力
    • 3.2.6 チーム構想力

PartⅡ プロダクトを育てる

Chapter4 プロダクトの4階層
  • 4.1 プロダクトのCore:ミッションとビジョン、事業戦略
  • 4.2 プロダクトのWhy:「誰」を「どんな状態にしたいか」、なぜ自社がするのか
  • 4.3 プロダクトのWhat:ユーザー体験、ビジネスモデル、ロードマップ
  • 4.4 プロダクトのHow:ユーザーインターフェース、設計と実装、Go To Marketなど
  • 4.5 プロダクトの4階層の中における仮説検証
  • 4.6 プロダクトの方針を可視化する
    • 4.6.1 リーンキャンバス
    • 4.6.2 マイルストーン
  • 4.7 プロダクトをつくる心構え
    • 4.7.1 仮説検証の重要性
    • 4.7.2 MVPとは
    • 4.7.3 新しいアイデアを発想する
Chapter5 プロダクトのCore
  • 5.1 プロダクトが向かうミッションとビジョン
    • 5.1.1 プロダクトの世界観とは
    • 5.1.2 プロダクトの世界観のつくり方
    • 5.1.3 プロダクトを成功させるためのルール
  • 5.2 事業戦略
    • 5.2.1 全社戦略と事業戦略
    • 5.2.2 事業戦略とは
  • ケーススタディ:プロダクトのCoreの検討
Chapter6 プロダクトのWhy
  • 6.1 ターゲットユーザーと価値の組合せを選ぶ
    • 6.1.1 バリュー・プロポジションキャンバス――カスタマープロフィールを書く
    • 6.1.2 バリュー・プロポジションキャンバス――バリューマップを書く
  • 6.2 なぜ自社がするのか
    • 6.2.1 外部環境を分析する
    • 6.2.2 強みと弱みを分析する
    • 6.2.3 ターゲットと価値の方針を定める
  • 6.3 ペインとゲインの仮説検証
    • 6.3.1 ペインとゲインを仮説検証するユーザーインタビュー
  • 6.4 プロダクトのCoreとのFit&Refine
    • 6.4.1 プロダクトのWhyをまとめる
    • 6.4.2 Fit&Refineを確認する
  • ケーススタディ:プロダクトのWhyの検討
Chapter7 プロダクトのWhat
  • 7.1 解決策を発想する
  • 7.2 何をつくるのか――ユーザー体験
    • 7.2.1 ユーザー体験とは
    • 7.2.2 ユーザーを理解する
    • 7.2.3 ユーザーのゴールを知る
    • 7.2.4 ユーザーの行動や期待値を知る――メンタルモデルダイアグラム
    • 7.2.5 カスタマージャーニーを設計する
    • 7.2.6 ワイヤーフレームを描く
  • 7.3 何をつくるのか――ビジネスモデル
    • 7.3.1 ビジネスモデルキャンバスとは
    • 7.3.2 ソリューションを仮説検証するユーザーインタビュー
  • 7.4 どのような優先度で取り組むか
    • 7.4.1 ロードマップを策定する
    • 7.4.2 プロジェクトのマイルストーンを可視化する
    • 7.4.3 評価指標を立てる
  • 7.5 プロダクトのWhyとのFit&Refine
    • 7.5.1 プロダクトのWhat検討後に気をつけるべきポイント
  • ケーススタデイ:プロダクトのWhatの検討
Chapter8 プロダクトのHow
  • 8.1 プロダクトバックログをつくる
    • 8.1.1 プロダクトバックログとは
    • 8.1.2 プロダクトバックログアイテムに優先度をつける
    • 8.1.3 プロダクトバックログアイテムを見積もる
  • 8.2 ユーザーにプロダクトを提供する仕組みを整える(GTM)
    • 8.2.1 プライバシーポリシーと利用規約
    • 8.2.2 プロダクトの価格を決める
    • 8.2.3 マーケティング施策を検討する
    • 8.2.4 営業やサポート体制を整える
  • 8.3 リリースの前にすべきこと
    • 8.3.1 実装が終わったら成果物に触る
    • 8.3.2 障害に備える
  • 8.4 プロダクトのWhatとのFit&Refine
  • 8.5 リリースする
  • 8.6 次の改善のために
    • 8.6.1 KPIレポート
    • 8.6.2 ユーザーフィードバックレポート
    • 8.6.3 リリースのふりかえり
    • 8.6.4 仮説に答えを出す
    • 8.6.5 プロダクトのCore、Why、What、Howを見直す
  • ケーススタディ:プロダクトのHowの検討

PartⅢ ステークホルダーをまとめ、プロダクトチームを率いる

Chapter9 プロダクトマネージャーを取り巻くチーム
  • 9.1 代表的な他の役割との責任分担
    • 9.1.1 ステークホルダーとの関係性
    • 9.1.2 プロダクトチームとの関係性
    • 9.1.3 プロダクトマーケティングマネージャーとの関係性
    • 9.1.4 その他の機能型組織のマネージャーとの関係性
  • 9.2 プロダクトマネージャーの組織
    • 9.2.1 プロダクトマネージャーの組織でプロダクトを分担する
  • 9.3 「ステークホルダーをまとめ、プロダクトチームを率いる」とは
    • 9.3.1 リーダーシップとは何か
    • 9.3.2 マネジメントスタイルの違いを理解する
    • 9.3.3 影響力の獲得
Chapter10 チームとステークホルダーを率いる
  • 10.1 多岐点がある場合の情報共有で注意すべきこと
  • 10.2 プロダクトに関する情報の透明化
    • 10.2.1 コミュニケーションを可視化する
    • 10.2.2 プロダクトの全体像を可視化する
    • 10.2.3 いつ、何を、どの優先度で実施するのかを可視化する
    • 10.2.4 プロダクトの現在の進捗を可視化する
  • 10.3 チームビルディング
    • 10.3.1 よいチームと心理的安全性
    • 10.3.2 心理的安全性のつくり方
    • 10.3.3 内製度の違いを理解する
    • 10.3.4 チームの発展段階に応じたチームづくり
    • 10.3.5 関係者間のキックオフ
    • 10.3.6 「プロダクトコンセプト」のキックオフ――インセプションデッキ
    • 10.3.7 開発を「どのように進行するか」のキックオフ
    • 10.3.8 共通の目標に向かう(OKR)
    • 10.3.9 ふりかえり
Chapter11 チームでプロダクトをつくるためのテクニック
  • 11.1 ドキュメンテーション
  • 11.2 コーチング
  • 11.3 ファシリテーション
  • 11.4 プレゼンテーション
  • 11.5 ネゴシエーション

PartⅣ プロダクトの置かれた状況を理解する

Chapter12 プロダクトステージによるふるまい方の違い
  • 12.1 プロダクトのライフサイクルの捉え方
    • 12.1.1 プロダクトライフサイクル
    • 12.1.2 カスタマーアダプション
  • 12.2 ステージごとの違いを理解する
    • 12.2.1 0 → 1:イノベーター系プロダクトマネージャー
    • 12.2.2 1 → 10:グロース系プロダクトマネージャー
    • 12.2.3 10 → 100:タウンビルダー系プロダクトマネージャー
    • 12.2.4 終焉
Chapter13 ビジネス形態によるふるまい方の違い
  • 13.1 BtoCプロダクト
    • 13.1.1 BtoCプロダクトの特徴
    • 13.1.2 BtoCのプロダクトマネージャーに求められること
    • 13.1.3 BtoCプロダクトの成功の測定
  • 13.2 BtoBプロダクト
    • 13.2.1 BtoBプロダクトの特徴
    • 13.2.2 BtoBのプロダクトマネージャーに求められること
    • 13.2.3 BtoBプロダクトの成功の測定
Chapter14 未知のビジネスドメインに挑む
  • 14.1 なぜビジネスドメイン知識が必要なのか
  • 14.2 未知のビジネスドメインに挑むときのふるまい方――グローバル展開
    • 14.2.1 サプライチェーンに由来すること
    • 14.2.2 プロダクトの市場に由来すること
    • 14.2.3 海外企業の日本進出に由来すること
    • 14.2.4 グローバル展開を考えるときに必要なこと
    • 14.2.5 参入対象国の選び方
  • 14.3 未知のビジネスドメインを学ぶ方法
    • 14.3.1 プロダクトランドスケープ
    • 14.3.2 モチベーション分析
    • 14.3.3 対立スコープ
    • 14.3.4 トレードオフを発見する
  • 14.4 ドメイン知識をプロダクトチームで理解する
    • 14.4.1 ランチ・アンド・ラーン
    • 14.4.2 クラッシュコース
    • 14.4.3 テックトーク、エキスパートトーク
    • 14.4.4 ファイヤーサイドチャット
    • 14.4.5 ファイブ・イン・ファイブ
  • 14.5 ビジネスドメインの法規制を理解する
Chapter15 技術要素の違いによるふるまい方の違い
  • 15.1 ハードウェアプロダクト
    • 15.1.1 ハードウェアプロダクトの特徴
    • 15.1.2 ハードウェアとIoT
    • 15.1.3 ハードウェアのプロダクトマネージャーに求められること
  • 15.2 AIプロダクト
    • 15.2.1 AIプロダクトマネージャーに求められること
    • 15.2.2 AIプロダクトの成功の測定

PartⅤ プロダクトマネージャーと組織の成長

Chapter16 プロダクトマネジメントと組織
  • 16.1 プロダクトマネジメントを組織に導入する方法
  • 16.2 プロダクト志向組織への移行ステップ
    • 16.2.1 プロダクトの4階層をつくる
  • 16.3 ジョブディスクリプションにより責任範囲を明確にする
Chapter17 プロダクトマネージャーのスキルの伸ばし方
  • 17.1 プロダクトマネージャーになるための方法
    • 17.1.1 立ち位置を決める
    • 17.1.2 自分なりのプロダクトマネージャー像を組み立てる
    • 17.1.3 プロダクトマネージャーの1日
    • 17.1.4 プロダクトマネージャーへのステップを踏み出す
  • 17.2 プロダクトマネージャーとしてのスキルの育て方
    • 17.2.1 「土壌」を選ぶ
    • 17.2.2 スキルを育てるために必要な好奇心の3軸
    • 17.2.3 プロダクトマネージャーと人材モデル
  • 17.3 プロダクトマネージャーに求められる知識の適度な深さとは
    • 17.3.1 プロダクトマネージャーは知的総合格闘家
    • 17.3.2 知識の深さをチェックする3つの視点
  • 17.4 知識やスキルをアップデートする方法
  • 17.5 W型モデルで自分のスキルをマッピングしてみよう
    • 17.5.1 プロダクトマネジメント組織の成長
Chapter18 プロダクトマネージャーのキャリア
  • 18.1 プロダクトマネージャーの肩書と役割
  • 18.2 プロダクトマネージャーを務めたあとのキャリア

PartⅥ プロダクトマネージャーに必要な基礎知識

Chapter19 ビジネスの基礎知識
  • 19.1 収益、コスト、ビジネス環境の基礎知識
    • 19.1.1 ビジネスの基本構造
    • 19.1.2 収益モデル
    • 19.1.3 収益モデル選定の際に気をつけるべきこと
    • 19.1.4 収益を拡大するための手法
    • 19.1.5 コストの考え方
    • 19.1.6 ビジネス環境の変化を知る
  • 19.2 パートナーシップを構築する
    • 19.2.1 パートナーシップとは
    • 19.2.2 パートナーエコシステムの型
    • 19.2.3 プロダクト戦略に合わせたパートナーシップを構築する
  • 19.3 指標を計測し、数字を読む
    • 19.3.1 プロダクトでよく使われる代表的な指標
    • 19.3.2 サブスクリプションモデルでよく使われる指標
    • 19.3.3 データを収集するための技術的な知識
    • 19.3.4 データを読み解くための統計的な知識
  • 19.4 知的財産の扱い
    • 19.4.1 基本的な知的財産権
    • 19.4.2 知的財産権を保護する
Chapter20 UXの基礎知識
  • 20.1 UIデザイン、UXデザインの基礎知識
    • 20.1.1 デザインを学ぶときのマインドセット
    • 20.1.2 デザイン6原則
    • 20.1.3 ビジュアルの階層化
    • 20.1.4 デザイナーとのコミュニケーション
  • 20.2 マーケティング施策
    • 20.2.1 マーケティングとは
    • 20.2.2 マーケティング・ミックス
    • 20.2.3 消費行動モデル
    • 20.2.4 メディアの種類
  • 20.3 プライバシーポリシーと利用規約をつくる
    • 20.3.1 プライバシーポリシー
    • 20.3.2 利用規約
Chapter21 テクノロジーの基礎知識
  • 21.1 プロダクトの品質を保つ
    • 21.1.1 プロダクトの品質との向き合い方
    • 21.1.2 品質の基準をもつ
    • 21.1.3 ソフトウェアテスト
    • 21.1.4 QA担当者とのかかわり
    • 21.1.5 技術的負債
  • 21.2 開発手法の基礎知識
    • 21.2.1 DevOps
    • 21.2.2 ウォーターフォール開発とアジャイル開発
    • 21.2.3 プロジェクトマネジメント
  • 21.3 ソフトウェアの基礎知識
    • 21.3.1 ソフトウェアの中の仕組み
    • 21.3.2 ネットワーク技術の基本
    • 21.3.3 データベースの基本
  • 21.4 セキュリティを強化する
    • 21.4.1 セキュリティとは
    • 21.4.2 セキュリティの基本
    • 21.4.3 セキュリティインシデントへの対応
    • 21.4.4 セキュリティを理解しておくべき理由
Appendix1 プロダクトマネージャーのためのセルフチェックリスト
Appendix2 プロダクトの4階層とフレームワークの対応表
Appendix3 推薦図書と講座
  • あとがき
  • 謝辞
  • 索引
  • 会員特典について
  • 本書に関するお問い合わせ

本書のポイント

つけ麺たろう
つけ麺たろう

これが分かればバッチリ…!

ポイントは「プロダクトマネジメントは、ブレない軸が大事」ということ

まず、本書は「プロダクトマネジメントとは何だろう?」と思っている初学者の方にとっては、全貌を知るためには優れていると思います。そして、ある程度、プロダクトマネジメントの経験を積んだ方にとっては、自分が何ができていて、何が足りないのかをチェックするために使えると思います。

プロダクトマネジメントにおいて、4階層が特に大事だと感じました。

Core・Why・What・Howの4階層は、すべて繋がっており、Coreを中心に、WhyやWhatという下位概念を深堀していきます。それぞれの階層がブレなければ、良きプロダクトをチームとして作り上げることができるでしょう。

また、本作品は、各技術や考えについてそこまで深掘りされている訳ではなく、概要+補足文というようなイメージですので、本書をプロダクトマネジメントについて考えるための軸としつつ、他の作品で知見を深めると良いでしょう。(本書には、各項目に沿って、推薦図書も載っているのでお薦めです)

目次を見るだけでも、プロダクトマネジメントについて考えるためのキーワードが散りばめられているのでお薦めです。

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