Vol.0004 「燃え尽きさん」の本(著者:池井 佑丞)

ストレス・心の病気

健康・家庭医学>>ストレス・心の病気

発売年月日:2022/04/21

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本書の目次

第1章 「燃え尽き」は誰にでも起こる現象

  • あなたも、”燃え尽きさん”かも!?
    • 病気ではないけれど、一歩手前の危ない状態
    • こんな症状があれば、要注意!
  • 燃え尽き症候群には、大きく3つのタイプがある
    • ①激しく燃えて火が尽きてしまう「燃えすぎ」さん
    • ②火種はあるのに燃えずにくすぶる「燃え切らない」さん
    • ③火種がなく、燃えることができない「燃えない」さん
  • “燃え尽き”が起きやすい現代社会。誰がなってもおかしくない
    • 職業や、個人の性格・資質にかかわらず、燃え尽きは起こる
    • 「情報過多」によって、疲労が蓄積
    • 「コミュニケーション過多」で感情がすり減る
    • 「雇用形態や価値観の変化」で不満が膨れ上がる
    • 「頑張っても報われない不全感」がエネルギーを奪う
  • 医師である私も、これまでに2回、燃え尽きました
    • 大学受験で、まったく燃えられずに愕然
    • キックボクシングでプロになり、再び燃え尽き
    • 燃え尽きから回復する方法や、予防法を知っておこう
  • Column1 燃え尽きから起こりやすい「5月病・6月病」を防ぐコツ

第2章 燃え尽きてしまったときは、 まず「燃える土台」を整える

  • 燃え尽きてしまったら、「燃えるための土台」を整えよう
    • 「ちゃんと休める」ことも、才能のひとつ
  • ステップ1 安全生活「よく寝て・よく起きる」
    • 体だけでなく「心が休めているか」も重要
  • ステップ2 日常生活「ふつうの生活をふつうにできる」
    • よい気晴らしと、注意が必要な気晴らし
    • 体調や気分には、アップダウンがあるもの
  • ステップ3 社会生活「よく働き・よく遊ぶ」
    • 休日に遊ぶ余力があるくらいが”健やかな”状態
    • 休職した場合は、「生活記録表」でリズムを確認
    • 職場と相談し、リハビリをしながら復帰を
  • ステップ4 健全生活「未来のために頑張れる」
  • Column2 燃え尽き?うつ病?無視できない「適応障害」

第3章 再び燃えるためには 「火種」と「薪」が必要

  • あなたの中の「火種」を大きくしよう!
  • 上手に燃えるためには、「正しい理由」が必要
    • 欲望・恐怖と、理想・新年のバランスが重要
    • マズローの欲求5段階説
    • 「なんのために頑張るか」に気づき、燃え尽きから復活したDさん
  • 目指す目標は、「自分らしい社会人」
    • 「〇年後の目標」から逆算して、100日計画を立てる
  • 「薪」のくべ方をマスターしよう!
    • 方法/「やりたいこと」「やるべきこと」「やらないこと」を明確化
    • 「やらならいこと」を決めて、エネルギーのムダ使いを防止
    • スケジュールに落とし込む
    • 行動/実際にやってみて、続けることで習慣化
  • 二酸化炭素を消すフィルター(ストレスマネジメント)を強化する
    • 「5つの”不”」を少なくしよう
    • 「認知のかたより」を治す=ストレスフィルターを整える

第4章 上手に燃え続けるための「環境」の整え方

  • あなたを取り巻く環境どのようによくするか
  • 自分を守ってくれる 「 5人のセコンド」をもっておく
    • 5人のセコンドの理想の役割
    • ときには「厳しいこと」を言ってくれる人も必要
    • 人間関係が変わり、依存症を克服したEさん
  • 人間関係のストレスを救う「孤独力」も必要
    • 自分がもっと成長するには、孤独な時間も必要
  • 「環境」に明らかな問題があるときは適切な窓口に働きかけを
    • 長時間残業は、大きなメンタルリスク
    • ハラスメントは基準・事例の把握が大切

第5章 身近な人が「燃え尽きさん」かも? と思ったら

  • 同僚や家族が「燃え尽きかも?」と気になったときは、どうすれば?
    • うつ病にならないように、注意が必要
    • うつ病になると、なかなか復帰が難しいことも
    • うつ病の疑いがあるときのサインとは
  • 燃え尽き(うつ状態)を見分ける2つの質問
  • 燃え尽きさん(うつ状態)にかけたい5つの言葉
  • 燃え尽きさん(うつ状態)にかけてはいけない5つの言葉
  • 職場では、有給の取得をすすめる。業務量や負荷の見直しなども有効
  • 家庭では、本人の話をよく聞き、生活リズムのサポートを
  • Column3 「テレワーク」をポジティブな働き方にするには

第6章 燃え尽きが起きやすい組織への処方箋

  • 社員が燃え尽きやすい組織とは?
  • 対策1 長時間労働(過重労働)対策‐睡眠をしっかりとれる労働時間管理を
    • 長時間労働者に対する面談やケアは必須
  • 対策2 ハラスメント対策‐部下を燃え尽きさせない上司の言動とは
    • パワハラにならない叱り方・指導のポイント
  • 対策3 やりがい・モチベーション対策‐ 組織としての“種火”を明確に示せているか
    • ビジョンと、評価制度と、心理的安全性
  • 対策4 休職・復職支援対策‐段階を踏んで、燃えられるようになるのを支援
  • 「燃え尽き」を個人の問題にせず、組織で対策を考えることが大切

おわりに

本書のポイント

つけ麺たろう
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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「どんな時でも、自分の気持ちを第一に考える」ということ

燃え尽き症候群(バーンアウト)という言葉を、聞くことが増えた昨今。仕事に関わる上で、誰がなってもおかしくない状態のように感じます。

本作品では「燃え過ぎて無くなってしまうタイプ」「燃えにくいタイプ」「全く燃えないタイプ」の三パターンがあると書かれています。それぞれ要因があり、どのように対処すれば良いのかを教えてくれます。

私自身、一回燃え尽きた経験があり、心の不調を感じました。本作品を読むことで、どのような理屈で起こる現象なのか?が分かるようになりました。

あの有名な中国を舞台にした天下統一を目指すマンガで「人は火だ」というセリフがあります。
人それぞれ火を持っており、大きさも形も異なる。その火が集まって、大きな火になっていく・・・。

本作品を読むことで、自分が持つ「火」も他人が持つ「火」も感じられるようになります。

まずは感じられるようになること。そして、火が不安定になった時には、バランスが取れるように自分の気持ちに正直になることが大事だと思います。

どんな時でも、自分の気持ちを第一に考える。ということがポイントです。

心の病は、真面目で責任感が強い人の方がなりやすい気がしています。それは、体が疲れていても「やらなければならない」が勝ってしまって、そのまま動き続けてしまうようなイメージ。

例えば、「他責」「自責」という言葉は、ビジネスにおいて比較的使われるキーワードだと思います。

他責
読み方:たせき

他人を責めること。失敗や過ちの原因を他人のせいにして責めること。「自責」に対して用いられる語。他人のせいにする傾向を「他責的」などという。

Weblio辞典

自責
読み方:じせき

(1)自分の失敗や過ちを、自ら責め苛むこと。
(2)「自責点」の略。野球でピッチャーの失策に起因する失点のこと。

Weblio辞典

すべてを自分の責任と思いなさい。そうしないと成長できないよ。「他責」はだめ。「自責」が良い。
そんな風潮があるように感じますが、必ずしもそうではないと思います。

仕事に一生懸命とりくむ真面目なタイプの方は、そういった言葉をそのまま受け取って、責任感をどんどんと強めていきます。

そのこと自体は悪いことではないのですが、自分のキャパシティ(許容範囲)を越える責任感は危険です。

仕事はもちろん頑張るが、自分の体を大前提に考えましょう。本作品はそのことを改めて考えさせてくれます。

他責・自責の考え方はセルソース細田さんの「自責思考」は二つある。誤った理解で落とし穴に嵌るな。が、とても分かりやすいです。良ければ。

20代はガムシャラに仕事に取り組んできましたが、与えられる仕事がすべてではないと今は思っています。

結局は、自分のことは自分が一番考えていないといけない。でないと、自分以外の人が自分のことを一番に考えてくれることはないから。

今では、このまま頑張りすぎると燃え尽きちゃいそうだな。少し余裕を持とう。体力が減っている。などの予兆を察知して、予防できるようになりました。

常に大事なことは、自分に嘘をつかないこと。体に影響が出てきます。例えば、眠気がとれない、ミスが増える、身だしなみに気を使わなくなる、やる気が起きない、など。

人間が強く生きるためには、ワクワク感が大事だと思っています。心の不全感。先行きが全く見えない感覚は心を弱らせます。頑張っても報われない感覚。うつ病や適応障害と同じく心の不調によるもの。普通の生活が普通にできていることが大事です。

・・・

本作品は、働く方全員にオススメです!

気持ちが沈んでいたり、何か不調を感じている場合は、対処法としても使

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