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発売年月日:2021/07/22
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社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!
あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。
ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。
S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。
目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!
本書の目次
序 章 企画とは何か
- 企画を再定義する
- 企画=「アイデア」という誤解
- 「いい企画」なんて存在しない
- だらだら休日が企画
- 「企画」とは人生そのもの
- 決めることが価値を持つ時代
- 制約が企画を生む
- 企画とマネタイズはセット
- 「企画」と「コンテンツ」と「メディア」の意外な関係
第1章 生まれる企画
- インプットしまくるだけで一流の企画者に
- 「他人の思考を借りて」ラクにインプット
- 15分の雑談でテクノロジーの恩恵を受ける
- 現場でインプットはコスパがいい
- Twitterでラクに共感調査
- マスの空気感はテレビ10倍速で得る
- 「情報ターミナル」になればもっとラク
- 企画をストックすれば天才を装える
- 「量が質を生む」もうひとつの意味
第2章 人と企画
- 「ユーザー」なんてこの世にいない
- 企画の要は「人起点で結び付ける」こと
- 感情無視で「とんでも企画」
- 人だけで企画になる
- 人は「自分以外を決めつけて安心する」生き物
- やっぱりゴシップが好き
- 人は損したくない生き物
- 近年の日本は「孤独」と「デフレ」がテーマ
- 人を巻き込む
第3章 伝わる企画
- 「フリ」のある企画とない企画
- 「みんな知っている」は大きな資産
- 自分をペルソナする
- 「置き換える」という最強の企画手法
- ひとつだけ何かを置き換える
- まるごと置き換える
- 主語を逆転させる
- 「違和感」しか気にならない
- 内容なんかより「画」で勝負
- 「参加型企画」は「参加させられる企画」
- 「世界観」という衣装
- 企画=言葉
- ダジャレから始める
- パワーワードを使う
- 最強のパワーワードは「今」
- 漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットのバランス
- 企画は言葉で資産になる
- 困ったときの応急テクニック8選
- 4つの普遍欲×関係ないもの
- 「ランキング」と「2択」が最強のシステム
- ライバルをつくる
- とりあえず高くする
- とりあえずくくる
- 数を魅せる
- 人を「記号化」する
- 「企画すること」を企画にする
- ネットコンテンツでこれから企画すべきこと
- SNSコンテンツで変化が起きている
- 自分の企画を歴史にする
第4章 進む企画
- 企画は「世に出すこと」で価値が出る
- どこまでが企画なのか
- 何が何でも世に出す
- 人が介在すればするほど、企画は変わる
- 共犯者は宝物
- 企画をぐいぐい進める10の話
- 巻き込む人を決める
- 相手の脳内に映像を浮かばせる
- 企画書は「読ませるもの」ではなく「見せるもの」
- 仮タイトルは(仮)じゃない
- とりあえず寝る
- 答えがないのが企画
- 企画は腐る
- とりあえずググる
- 観測気球を打ち上げる
- 実現率が倍増する「先回り思考」
- エゴサで渦に飛び込む
- 分析するのは当たったときだけで
- 企画者としてのプライド
- 企画本位で進める
第5章 企画を受け取る
- 企画は共同作業
- 全レイヤーの目的を共有する
- こだわりを見極める
- ダメなものはダメ
- 「面白い企画」ってなんだ
- 「昔やったから」は最悪の断り方
- インプットがないとジャッジできない
- 企画者をコスパよく働かせる方法
第6章 企画力の正体
- 企画力とはシステムである
- 企画力①インプット力
- 企画力②結び付け力
- 企画力③多産力
- 企画力④巻き込み力
- 企画力⑤やり切り力
- 実績は企画力の証明ではない
おわりに
本書のポイント
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これが分かればバッチリ…!
ポイントは「企画は何かを決めて実行するまでの行為を指す」ということ
ジャンルは、ビジネス書です。企画に関する技術書のような位置づけの本かもしれません。
まず冒頭、企画とは「決めること」である。という文章からはじまるんですよ。
そうなの!?と思うところからスタートなんです。
そもそも、企画という言葉って、かなり曖昧な使われ方をしていると思います。企画は〇〇ですよね。と言える人は、割とビジネスを長くやっている人でも、言えない人はいるんじゃないでしょうか。
この本を読むと、企画とは〇〇だ!と自分の言葉で言えるようになると思います。
また、タイトルの通り、いい企画というのは存在しない。これはすごく共感できる部分です。良い企画なんてなく、企画が通る(実行に移る)か、通らないかのどちらかだけ。
著者の高瀬さんは、有名なテレビ番組である「逃走中」や「有吉の夏休み」を企画された方で、実績は申し分なし。様々な経験に裏打ちされた意見なんだなあと感じました。
企画は何かを決めて実行するまでの行為を指す、ということがポイントです。
なので、ぶっちゃけありとあらゆることが企画と言えますよね。企画って身近な存在なんだなあ、と気づくことが大切ですね。
どこかに出かけることも企画だし。何かを購入することも企画だし。ましてや仕事なんて企画の連続…。
大小あれど、企画には関係者が必ずいます。自分だけのケースもあるでしょうし、何千人・何万人が関わるようなものも。それらは企画を実現させたいうという強い思いを持った誰かがいて、その思いに共感した誰かがいる。そして、企画は実行されていきます。
思っているだけではダメで、何かを発言したり意思を表明したりしないといけません。そこからがはじまりです。
なので、企画は難しく考えるものではありません。企画はどんなゴールに向かいたいのか。そのためには、どんなルートを通っていくのが良いのか。そんな風に考えても良いかもしれませんね。
文中にあるフレーズを一つ引用させてください。
「企画」は世に出してこそ価値があります。たとえその結果、ヒットしなかったり世間的には失敗していても、「世に出た」ということだけで大きな価値があります。というのも「企画は考えるよりも世に出すことの方が難易度が高い」からです。
「企画: 「いい企画」なんて存在しない」 第4章 p180
何かを企画し、責任を持って世に出し、「自分が企画しました」と自信を持って言える人は意外なほど少ないです。飲み会や旅行でも立派な「企画」だと言いましたが、飲み会やバーベキューなどを企画してくれる人って結局いつも同じ人だったりしませんか。逆に「企画」されたものに対して、批評したり、揶揄したり、改善点を挙げたりする人が大多数です。
企画という行為は日常にあふれている。そして、自分が意思を持って行動するか、批評家に成り下がるか…。どちらの生き方もありだと思いますが、やはり考えて行動する。実行に移す。そういった完遂能力を持つ人が、未来を切り拓いていくのだと思います。
良かったら読んでみてください!
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