Vol.0016 苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」(著者:森岡 毅)

ビジネス実用・自己啓発

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発売年月日:2019/04/12

つけ麺たろう
つけ麺たろう

社会人になってから、たくさんのビジネス書を読んできました。
読んだ本の数は、なんと1500冊以上!

あなたが抱える悩みや課題を、おなじように経験した先人たちがたくさんいます。
そして、あなたが抱えるような悩みや課題は、すでに解決されていることがほとんど…。

ビジネス書には「仕事の攻略法」がたくさん載っていると言えるでしょう。

S-BOOKSでは、私がいままで読んできた本の中から、厳選して紹介しています。

目次をすべて公開しているので、それを読むだけでも参考になると思いますよ。
ぜひインプットしてみてください。

つけ麺たろう
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本の中身を詳しく知りたくなった方は、ぜひ書店でお買い求めください!

本書の目次

はじめに 残酷な世界の希望とは何か

第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ

  • やりたいことがわからないのはなぜか?
  • 「経験がないのに考えても仕方ない」は間違い!
  • 君の宝物はなんだろう
  • 会社と結婚するな、職能と結婚せよ
  • 大丈夫、不正解以外はみんな正解!

第2章 学校では教えてくれない世界の秘密

  • そもそも人間は平等ではない
  • 資本主義の本質とは何か?
  • 君の年収を決める法則
  • 持たない人が、持てるようになるには?
  • 会社の将来性を見極めるコツ

第3章 君の強みをどう知るか?

  • まずは目的を決めよう
  • 君の強みをどうやって見つけるのか?
  • ナスビは立派なナスビになろう!

第4章 君自身をマーケティングせよ!

  • 面接で緊張しなくなる魔法
  • 「My Brand」を設計の4つのポイント
  • キャリアとは、自分をマーケティングする旅である

第5章 苦しかったときの話をしようか

  • 劣等感に襲われるとき
  • 自分が信じられないものを、人に信じさせるとき
  • 無価値だと追いつめられるとき

第6章 自分の「弱さ」とどう向き合うのか

  • 「不安」と向き合うには?
  • 「弱点」と向き合うには?
  • 行動を変えたいときのコツ
  • 未来の君へ

おわりに あなたはもっと高く飛べる

本書のポイント

つけ麺たろう
つけ麺たろう

これが分かればバッチリ…!

ポイントは「職能(スキル)は自分を裏切らない」ということ

本作品は、有名なマーケターである森岡 毅さんが「キャリア」について書き記したものです。

タイトルにもあるように、社会人になろうとしている森岡さんの自身の子供に向けて、書かれたものが土台になっていた。社会人になるための心構えができておらず、どうやったら良いかもわからない…。そんな子供たちに向けて、森岡さんが書いた「キャリアの虎の巻」となっています。

正直、めちゃめちゃためになります。そして、想いがこもった作品だと思います。

会社員としてキャリアをスタートし、いまでは代表取締役を務めている森岡さん。日本のマーケターとして最前線を走る彼が語るキャリア論は、どなたにとっても有益なものになると思います。

本作品では、会社と結婚するな、職能と結婚しろ。という言葉が出てきます。この言葉はすごく深い言葉だと思います。

会社は、自分自身のキャリアの面倒を見てくれる訳ではありません。もちろん、大企業になればなるほどキャリアサポート的なケアを受けられるかもしれませんが、どこまで行っても会社は会社の利益を追求する存在でしかないからです。

そして、職能(スキル)は、自分自身がコントロールできる財産になります。

自分が培った職能(スキル)は、寝て起きたら無くなっていた…。なんてことは無いですよね。

職能(スキル)によって、業界平均の年収も出ており、それらを駆使してさらにレベルアップする路線もあります。あとは、自分自身がどのような業務を好むのかに合わせて、培っていきたい職能(スキル)を選択する。獲得したい職能(スキル)に合わせて、会社を選ぶという流れが良い、と本作品では書かれています。

会社に依存するのではなく、自分自身のスキル(職能)に依存するキャリアの作り方を君には強く勧めたい。文字通り就”職”活動であって就”社”活動ではない。個人にとって、会社は職能を身につけるための手段だ。自分の宝物をよく見つめて、自分がプロとして身につける職能をまずは見極めないといけない。

p36 「第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ」

自分自身の強みが分からない…。と思う方は多いかもしれません。

でも、今まで20年、30年と生きてきていれば、どんな作業は好きで、どんな作業は嫌いか。無意識に思っている判断基準があるはずです。その基準と照らし合わせて、自分がどんな職能(スキル)なら心から楽しめるかを考えていくと良さそうですね。

終身雇用が当たり前だった時代には、職能という考え方が無くても幸せに生きられたかもしれません。ただ、今ではどんな大企業でも終身雇用が当たり前じゃなくなってきています。

目の前のエスカレーターに乗るだけで良かったのが、これからは自分でエレベーターを選択し、行動しなければなりません。そんな新しい時代に移り変わろうとしている中、本作品が指針になってくれることでしょう。

・・・

本作品は、就職活動をしている方はもちろんのこと、現在働いているビジネスパーソンのすべての方にオススメです!

キャリアはいつでも変えていける。そんなことを強く感じさせてくれる作品です。

ぜひ読んでみてください。

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