Vol.0061 やり抜く力 GRIT 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける(著者:アンジェラ・ダックワース)

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発売年月日 2016/09/08

つけ麺たろう
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つけ麺たろう
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本書の目次

はじめに―「生まれつきの才能」は重要ではなかった!

PART 1 「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか?

第1章 「やり抜く力」の秘密―なぜ、彼らはそこまでがんばれるのか?

  • 「肉体的、精神的にもっとも過酷」な環境
  • 最後まで耐え抜くのは「どんな人」か?
  • もっとも「有望」なはずの人が次々と辞めていく
  • 挫折した後の「継続」がきわめて重要
  • 「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す
  • 「やり抜く力」はこうして測る
  • 才能があるのになぜ踏ん張れないのか?
  • 「学力、体力、適性」のちがいは問題にならない
  • 「やり抜く力」が強い人ほど進学する
  • グリーンベレーとの共同研究の結果
  • どんどん勝ち進んだ子どもたちの共通点

第2章 「才能」では成功できない―「成功する者」と「失敗する者」を分けるもの

  • 「呑み込みが悪い」のによい成績を取る子どもたち
  • 粘り強く取り組めば「理解」できる
  • 才能、熱意、努力……なにが「成功する者」の秘密か?
  • ひたすら「同じこと」を考え続ける
  • 人は「本来の能力」をほとんど生かしていない
  • 同じ能力なら「努力家」より「天才」を評価してしまう
  • バイアスが生む「4年と4万ドル」の差
  • 「マッキンゼーの面接官」を喜ばせる単純な方法
  • なぜ「もっとも革新的な企業」が悲惨な末路を迎えたのか?
  • 才能を「えこひいき」することの悪影響
  • 「やってみなければわからない」という考え方
  • 「知能テスト」はまったく信頼できない

第3章 努力と才能の「達成の方程式」―一流の人がしている当たり前のこと

  • 一流の人は「当たり前のこと」ばかりしている
  • 圧倒されると「才能がすごい」と思ってしまう
  • 自分が「ラク」だから人を神格化する
  • 「才能」「努力」「スキル」「達成」はどう結びつくのか?
  • 努力は「二重」に影響する
  • 「偉大な達成」を導く方程式
  • 「何分間走れるか」で、その後の人生が予測できる
  • 「今日、必死にやる」より「明日、またトライする」
  • 「2倍の才能」があっても「1/2の努力」では負ける

第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?―「情熱」と「粘り強さ」がわかるテスト

  • 「ものすごくがんばる」のは「やり抜く力」とはちがう
  • あなたの「やり抜く力」はどれくらいか?
  • 「情熱」とは、ひとつのことに専念すること
  • 「哲学」がなければ失敗する
  • 「究極的関心」が目標に方向を与える
  • 「やり抜く力がない」とはどのような状態か?
  • 「最上位の目標」が存在しない
  • バフェットがパイロットに伝授した「目標達成法」
  • 「同じ目的」につながる目標を生かす
  • 「なんでも必死にがんばる」のは意味がない
  • 「グリーンベレー式」機転で目標に向かう
  • どうしたら「自分に合った仕事」ができるか?
  • 世界で「トップレベル」になるにはなにが必要か?
  • 「究極の目標」は絶対に変わらない
  • IQと「功績の大きさ」は関係があるか?
  • 偉大な人とふつうの人の決定的なちがいは「動機の持続性」

第5章 「やり抜く力」は伸ばせる―自分をつくる「遺伝子と経験のミックス」

  • 自分はどのようにして「こんな自分」になるのか?
  • 「やり抜く力」をつくる遺伝子とは?
  • この100年で人の「IQ」は異常に上がった
  • ひとりが賢くなると、まわりも賢くなっていく
  • 年上ほど「やり抜く力が強い」というデータ
  • どんな経験が人の「性格」を変えるのか?
  • 「環境」が変わると、一瞬で自分が変わる
  • 現実が作用する「成熟の原則」
  • 「あきらめる」ことがいいとき、悪いとき
  • 「やり抜く力」を強くする4ステップ

PART 2 「やり抜く力」を内側から伸ばす

第6章 「興味」を結びつける―情熱を抱き、没頭する技術

  • メガ成功者たちは必ず「同じこと」を言う
  • 「堅実がいちばん」という考え方を説く人
  • 「好きなことを仕事にする」は本当にいいのか?
  • 金メダリストはどう「興味」を育むのか?
  • 「情熱」は一発では人生に入ってこない
  • 自分ではっきりとは気づかずに「関心」を抱いている
  • 「好き」にならないと、努力できない
  • スキルは「数年ごと」に「3段階」で進歩する
  • 最初に厳しくしすぎると「取り返し」がつかなくなる
  • 興味を観察する親が、子どもの「情熱」を伸ばす
  • 親がジェフ・ベゾスに与えた独特の環境
  • 人は「見慣れたもの」からは目をそらす
  • エキスパートは「ニュアンス」に興味を覚える
  • 取り組むべきことを「発見」する簡単な質問

第7章 成功する「練習」の法則―やってもムダな方法、やっただけ成果の出る方法

  • メガ成功者は「カイゼン」を行い続ける
  • 「1万時間の法則」は本当か?
  • 「意図的な練習」をしなければ上達しない
  • エキスパートはこの「3つの流れ」で練習する
  • 「意図的な練習」の原則は誰にでもあてはまる
  • スペリングが強くなる「3つの秘密」
  • 時間の長さより「どう練習するか」がカギ
  • 「意図的な練習」は1日に3〜5時間が限界
  • 「フロー」に入れば、努力はいらない
  • 優れたパフォーマンスは「必死の努力」が生み出すのか?
  • 「フロー」と「やり抜く力」は密接に関連している
  • 「目標設定→クリア」を繰り返し続ける
  • なぜ彼らはつらいことを「楽しく」感じるのか?
  • 困難な目標に挑戦するのを好んでいる
  • ラクな「練習」はいくら続けても意味がない
  • 「優秀な人」の姿勢を知る
  • 毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる
  • 「いま、この瞬間」の自分を見ながらチャレンジする

第8章 「目的」を見出す―鉄人は必ず「他者」を目的にする

  • 「これは人の役に立っている」と考える
  • 幸福になる方法は「快楽を追うこと」と「目的を追うこと」
  • 彼らはどれだけ「快楽」と「目的」を追っているか?
  • 3番目の答えの人は「やり抜く力」が強い
  • 「意義を感じない仕事」を続けることは耐えられない
  • どの職業でも「天職」と感じている人の割合は変わらない
  • 「ひと夏の経験」で人生のすべてが変わる
  • 「大きな目的」のためなら、粘り強くがんばれる
  • 「役に立ちたい」プラス「興味」が大きな力を生む
  • 「手本の人物」に出会うことが重要な体験になる
  • それは「社会」のどんな役に立つのか?
  • もっと「意義」を感じられるように変化を起こす
  • 「この人のようになりたい」と具体的に考える

第9章 この「希望」が背中を押す―もう一度立ち上がれる」考え方をつくる

  • 「成績全体を下げる授業」をやめるべきか?
  • 手応えがないと「学習性無力感」にハマってしまう
  • 「楽観主義者」は無力感を乗り越えられる
  • 「楽観主義者」か「悲観主義者」かがわかるテスト
  • 「鉄人」は楽観的に考える
  • 失敗への「解釈」のちがいが粘り強さを生む
  • マインドセットが「努力できるかどうか」を決める
  • 子どものころの「ほめられ方」が一生を左右する
  • 成績のいい子を特別扱いすると「固定思考」になる
  • 言葉と行動が「裏腹」になっていないか観察する
  • 「つらい体験」で冒険心が旺盛になる
  • 心を「強くする」経験、「弱くする」経験
  • この仕組みが「逆境に強い脳」をつくる
  • 脳は「筋肉」のように鍛えられる
  • 「悲観的な考え方」をやめる
  • 「他人の力」を使って立ち直る

PART 3 「やり抜く力」を外側から伸ばす

第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法―科学では「賢明な子育て」の答えは出ている

  • 「やさしい育て方」と「厳しい育て方」はどっちがいいか?
  • 育て方の優劣を決める「エビデンス」
  • 「やめられなかった」から成功した
  • 「能力」があるんだから続けなさい
  • 「最後までやる習慣」を身につける
  • 厳しくしつつも温かく支える
  • 「自分で決められる」感覚を持たせる
  • 親が愛情深くて「どっしり」と構えている
  • 自尊心が「自分ならできる」という自信につながる
  • 自由を与えると同時に「限度」を示す
  • 膨大な研究の「パターン」と一致した見解
  • どんな子育てがいいか「一目瞭然」の研究結果
  • 「賢明な育て方」診断テスト
  • 「親をまねる」という強力な本能
  • 「やり抜く力」の鉄人の多くは、親を手本にしている
  • 「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせる
  • この「フィードバック」で意欲が激変する
  • 「無理」という思い込みがなくなる体験を持つ
  • 「支えてくれる人」との出会いが成功をもたらす
  • 「しっかりと見る」ことで変化を起こす

第11章 「課外活動」を絶対にすべし―「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果

  • 「大変」なのに「楽しめる」唯一の行動
  • 「2年以上」「頻繁な活動」をした子は将来の収入が高い
  • 「成績」では成功はまったく予想できない
  • 「最後までやり通す力」が決定的要因だった
  • 「1年以上継続」「進歩」を経験した人が成功する
  • ビル・ゲイツが考案した「マイクロソフトの採用基準」
  • 「複数の活動」を最後までやり通す
  • やり通すことで「やり抜く力」を鍛えられる
  • 研究結果に合致する「ハーバード大の合格基準」
  • 「最後までやり通す経験」から人格が形成される
  • 課外活動をしなければ「やり抜く力」は下がるのか?
  • 「難しいこと」を続けると、貪欲に取り組めるようになる
  • 「勤勉さ」は練習によって身につけられる
  • 「つい子どもをほめてしまう」という問題
  • おとなも子どもも「やり抜く力」が身につく4つのルール

第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう 人が大きく変わる「もっとも確実な条件」

  • 「やり抜く力」の強い集団の一員になる
  • 「偉大な選手」になるには「偉大なチーム」に入るしかない
  • まわりの価値観が「自分の信念」に変わる
  • フィンランド人の傑出した力「シス」の秘密
  • 肚のなかに「エネルギーの源」があると考える
  • 「徹底的なコミュニケーション」が人を変える
  • 何でも試して「うまくいったこと」を続ける
  • 「強靭な精神力」の有無がわかるビープ・テスト
  • 暗唱で「言葉の力」を自分のものにする
  • 失敗しても「やり抜く力」を持ち続けられるか?
  • 「言葉遣い」を変えて、価値観を変える
  • ささいなことでも「最善」を尽くす
  • 「ごほうび」だけではうまくいかない

第13章 最後に― 人生のマラソンで真に成功する

  • 「やり抜く力」が強いほど「幸福感」も高い
  • 「やり抜く力」が強すぎて「困る」ことはない
  • 「履歴書」に書く長所、「追悼文」に書く長所
  • 能力があるのに「ムリ」と思い込んでしまう
  • 誰でも「天才」になれる

訳者あとがき

本書のポイント

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これが分かればバッチリ…!

ポイントは「やり抜くこと=ルーティン化する」ということ

世の中にいる天才。彼らの成果みた時に才能があるからだ!生まれつきすごいんだ!と思わないこと。

才能は少なからず影響するが、才能だけではトップクラスにはなれないから。才能×努力がスキルを生み、スキル×努力が憧れる結果を生む。

やり抜く力とは、継続する力。そのためには、そもそもやり抜く対象が好きなものでないといけないし、うまくなりたいと思えるものでないといけない。

しかし、努力(実践練習、訓練、トレーニングが該当することが多い)は楽しくない。世の中のオリンピック選手であっても、練習が楽しい言う人は少ない。でも、継続して努力しないとトップクラスにはなれない。

じゃあ、どうすればいいか?それは「ルーティン」にすることです。日課になれば、それをやることが当たり前になる。やらないと気持ちがソワソワする。

ルーティンをつくること、それがやり抜く力だと思って良いでしょう。また、なんでもかんでもやり抜く。というのは現実的ではない。いろんな目標を持つのは良いが、それがすべて繋がって究極的な目的に繋がっているか?を、自問自答した方が良い。具体と抽象で、抽象的な概念の目標や目的はあるか?という意味である。

目的は、他者のためになり、大義のあるものが良い。でないと、継続できないからだ。

また、子どもを褒めるときも同じである。生まれながらの才能よりも、努力と学習を褒めた方が良い。失敗することは良いが、それを糧に改善できるかがポイント。能力開発がしたくなるか、そんな雰囲気づくりができるかどうか。

これができたら跳び跳ねるくらい嬉しい!というゴールを確認する。必ず到達できると支援する。という流れが大事なんだろう。子育てとは。ハードなゴールや目的は自分で決めねばならない。その時の気分でやめてはいけない。(ただし、特定の期間を設けてやめるのはOK)、そして、少なくとも一つか二つは数年以上続けないといけない。そうすることで、人に負けない努力した経験が身に付く。

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